バンっと突然大きな音を立てて、扉が開いた 「プロデューサー…さん…?」 とっても厳しい顔でツカツカと私の所へ向かってくる。え…? ちょっ、ちょっと… ガシッと音を立てて、彼の手が私の手首をガッチリと掴んだ 「な…、い、いきなり何をするん…、つっ…!」 彼は何も言わず私の手を掴んだまま、強引に又歩き出した。向かった先は…私と千早ちゃんが居た部屋だ その部屋に乱暴に引きずり込む様に私を連れ込む 千早ちゃんは未だ床にペタンと座ったままだった 此処からは残念ながら様子の詳細は判らない。だけど、何か放心している様な感じもする 「小鳥さん…。彼女に…千早に何をしたんですか?」 今度は厳しい眼で私を見て彼が詰問する。声は静かだ。が逆にその影に潜んでいる怒気がちょっと怖い 「何を…って、…何をですか?」 「惚けないで下さい。 千早が、あんな…あんな見っとも無い姿、人前に晒す訳が無いでしょう?」 「…そうですか? 千早ちゃんだって、普通の人間なんですよ? アイドルだからって理想の人間って訳じゃ(ry」 「黙って」 今度はハッキリと判る。怒りだ。ううん違う、憎悪か 「言う気は無い…と?」 「…」 「黙ってては何ともならないんですが…?」 彼が、小さな溜息を付く 私は言えなかった。いや、言うのが嫌だったから。それは私の口からは言えない。意地がある、女として 「…嫉妬…、なんですよね…?」 顔には出さない。しかし、心がカッと熱くなった 同時にその彼の台詞で私は悟る。負けたのだ。女として千早ちゃんに。そして、やはり彼は千早ちゃんの方を見ていた事を 全てがその台詞で露になった瞬間だった。もう、何も言えない 「…良いでしょう。 言う気が無ければ…」 彼の言葉が途切れたその瞬間だった ガツンと首に掛かる衝撃。その衝撃と共に何かが引っ掛かりそれが緩む感触。ビーッと音を立てて何かが裂ける音。全てが同時に重なる ふと何気に胸元を見る。半裸になった私の肌と、顔を覗かせていた下着。そして ―――― 床に転がっている、あのクスリの入った小瓶 しまったっ、と内心臍を噛む。何時でも使える様にと身に着けていたのが反って仇になった 慌てて小瓶を取りに行こうとするが、掴まれた腕がそれとは反対の方向に放り出され、私は蹈鞴を踏まされてしまう 「…こんな手も有りますから。 ほら…、どうやら効果は有ったようですね」 彼が小瓶を拾って、私の方を静かに見る 「…くっ」 思わず悔しさが口から毀れて行く ふと、私の直ぐ傍でする彼の気配。彼の声が私の耳元でボソリと聞えた 「……千早が受けた屈辱…、貴女にも味わって貰います」 「なっ!?」 「拒否する権利は、貴女には無いハズ…ですよね…?」 冷たい眼。まるで私を汚い物でも見る様な目だ 「……っ…。 …あっ!? い、いたっ!」 又、彼がいきなり私の腕を掴むと今度は後ろ手に捻り上げる カチャカチャとベルトを緩める様な音。彼が背後に廻るとそのベルトで私の腕を縛り上げた 「な、何を!?」 「今、言ったでしょう? 千早と同じ屈辱を受けて貰うって」 今度は私の顎を掴むと口を開かせ例のクスリを放り込む。そして何処から用意したのか、ペットボトルに入った水を無理矢理流し込んだ 「ごぼっ! ぐ…ぐぅっ…」 「しっかり飲んで下さい」 私には、最早択ぶ余地は無い。このクスリを飲むしか 「はぁはぁ…」 息を荒げる私。その私に彼が又耳元で今度は囁く様に言う それは私にとっては死刑宣告にも似た言葉だった 「さて…。 じゃあ、これからもう一つだけ、小鳥さんには付き合って貰いますね? 俺と千早の絆がどれ程の物か良く判って居ない様なので、その眼で確かめて下さい」 「…え?」 「見せてあげますよ。 俺と千早の絆を。 ―――― 愛し合う姿を」 「っ!!」 言葉が出ない 判っていても。想像はしてても。覚悟はしてても だが、その姿を眼にした時、私はきっと堪えられないだろう事を予感していた。その姿を眼にした時に、本当に心に敗者の烙印を押される様な気がしたから だけど、その告知は無情にも彼から告げられてしまった 私の瞳から、初めて泪が毀れた ■ 「さて…。これは、どうするんだ…?」 ペタンと座り込んだ虚ろな表情をしている彼女の眼前に、彼の男性器が聳えている 彼女はそれを見ると、少しだけ頬を染めた表情を浮かべた 「さあ、千早を愛してあげる、大事なモノだろう? どうすれば良いか…。 うん、そうだ」 おずおずと顔を近づけ、彼女が彼のモノに美しい桜色の唇を這わせて行く 歌姫の唇の間から顔を覗かせる赤い舌がチロチロと茎を舐め上げ蠢くと、唾液で少しづつ艶を放ち出し始めた浅黒い彼の立派な肉棒が、まるで彼女を陵辱する喜びに満ちた様に時折蠕動する 不意に彼女の顔がその先端へ移動する と、切っ先を見つめ、次いで上目で彼を見上げた 黙って彼が頷くと、それを合図に少しづつ彼女の濡れた口唇が舐め上げていた時より大きく開かれて行く 触れる亀頭と彼女の唇。辺りに、小さいながらも響く粘ついた様なぺちゃっという音 彼女が、ペニスをズルズルと飲み込み始めた 口内を硬い肉棒がその居場所を占領していくにつれ、幹にピッタリと這わせた唇の間から少しづつイヤらしい水音と逃げ場をなくした空気が漏れる音が響く これから先の行為を象徴しているかの様な淫らな響きだ その彼女の頭が、彼のモノを納めた所で一度止まる。すると頬が時折ポコンと部分的に膨れ上がり始める 咥えている口内で彼女の舌が彼に奉仕を開始しだしたのだ 「…うっ…お…。 い、良い子だ…、うっ…上…手いぞ…」 又彼女が上目で彼を見つめる。ほんの少しだがその表情に嬉しさが浮かんで居た と、その頭がぬるりと茎を引き出したかと思うと、又、根元まで咥え込んで行く動きを見せる。ゆっくりと…ゆっくりと彼女の頭がスライドを始めていった 「ぐ…、おぁ……」 「…んっ…んっ…、うっ…んぶっ…う」 彼の快楽に堪える様な吐息と、彼女のやや息苦しそうな呼吸音 じゅぽじゅぽと規則的に剛直を吸い上げる音だけが部屋に響いている 削げ落ちた頬。窄めて突き出したかの様な唇 その淫靡な表情で一心にフェラチオを続け、うっとりとした瞳で彼を見上げる彼女には、唯、彼に喜びを与える事だけしか頭に無かった 絞った頬肉が亀頭を擦り上げる感覚は、彼女のまだ幼い膣壁をそのものを想像させる 加えて、膣では得られない感覚が彼の分身を襲っていた ――― 舌が別の生き物の様に纏わり付いて蠢いているのだ 舌腹を幹に沿わせ擦る様な動き、舌先を雁裏に這わせるような動き、かと思えば舌を丸め鈴口から漏れる先走りを吸う動作 美声を奏でる美しき歌姫は今ここには居ない。居るのは、彼のモノにかしづく従順な性奴隷だけだ ふと、彼が声を上げる 「…そ、そろそろ…うっ…、ご、御褒美…だ…。 こ、零すなよ…?」 彼の両手が、彼女の後頭部を抱える 今度は彼が自ら彼女の口腔へ腰を突き出し始めた。もう終わりは近いのだろう、その動きは激しい。 どちらかと言うとその様は、まるでバックから彼女の秘唇に思う存分肉槍を突き入れ穢している様な印象を受ける 又、唾液と先走りの混ざった潤滑油が唇とペニスの隙間からぶぢゅぶぢゅと泡立ち落ちる様を何の抗いも無く享受している彼女の姿は、本当に彼女を犯している様な気さえした しかし、彼女の表情はそうは言ってはいなかった 苦しそうな表情は確かに浮んでいる。が、その中に僅かだが喜びの表情が混じっている あまつさえ、時折彼女の身体はビクッっと身震いする様子さえ有るのだ 感じている。間違い無く 強引にイラマチオをさせられる事で、いや、口腔を犯される事で奴属的な快楽を彼女は得る事が出来るのだろう そして彼から間も無く吐き出される、熱く濃厚な白濁液で口内を蹂躙される事を思い描いて 彼女にとって、幸せとも言える瞬間が訪れた 「う…おっ…!」 一際彼の肉棒が膨れ上がったかと思うと低い呻き声がその後に続く。と同時に、ずんっと彼の肉の槍が深々と口腔に差し込まれ腰の動きがピタリと止まる 「んぶっ…!」 一瞬息が詰まった様な、くぐもった声を彼女が上げた 最初の放精が始まる 鈴口からどうっと吐き出された熱い塊は、その反り返ったペニスの為に口腔の上顎に叩き付けられ、どろりと舌に落ちて来る それを皮切りに、彼の幹が脈動する度に次々と生々しい欲望が彼女の口腔に叩きつけられる。そして吐き出す度に、ズンズンと更に腰を突き出しより奥への白濁液の放出を欲する彼 口腔の奥まで犯される感覚に、彼と共に彼女は身震いし続けて居た やがて彼の動きが止まると吐き出されていた欲望はその終焉を迎える。しかし彼女は終りを迎えても口を離さず、そのままじゅるじゅると尿道に残った精を吸い出しはじめた 「う…、そ、そうだ。 さ、最後まで、綺麗に…うぉ、くっ…吸い、出すんだ…」 一滴残らず残滓を吸い出して、やっと彼女の頭が動き出す。勿論ペニスに纏わり付いている彼の体液は舌で綺麗に舐め取って ちゅぽんと音を立てた彼女の唇から、彼の屹立が再び露になる だが、あれだけ出したというのにその姿は些かも衰えて居ない。寧ろ、この次の欲望を満たしたくて、更に大きくなっている様な気がする ふと気が付くと、彼女が私に近づいていた 「さあ、千早。 俺のその証、小鳥さんに見せてやると良い」 彼女の口は閉じられたままだった。そして、頬は少しだけ脹れている。彼の精液を飲み込まずに口に貯めていたのだ その彼女の口が少し開かれる。と、にちゃりと言う音と共に、歯に纏わり付いて居た白濁液が白い細い糸と為って伸びて行く 口腔は、彼の吐き出された欲望でいっぱいだった 一滴の白液が彼女の唇の端からどろりと落ちる。それも又、一度下顎の端に溜まると細い糸を引きながら、ゆっくりと床に垂れていった 勿体無いとばかりに彼女は直ぐさま口を閉じ、口に溜まっていたそれを嚥下し始める コクコクと喉を鳴らしながら、幸せそうな表情を浮かべていく彼女 呆然とした顔で、私は今までの情景を見ていた。そして、今の彼女の表情を 私は知っている。その表情の意味を それは、無垢な少女の様で、妖艶な娼婦の様で、恋する乙女の様で、原始的な本能から浮ぶ表情 『喜び』 ―――― 喜怒哀楽では無い、喜び。そう。『女としての喜び』の顔だと言う事を 彼女は、決して勝ち誇った様な顔をしている訳では無い。だが、その顔は紛れも無く勝者の証なのだ 女としての ■ 私の下半身は、異臭を放つ水で浸されていた 彼と彼女の間の証を見せ付けられ、それ自身が何時放たれた事も判らずに 「さあ、おいで…。もっと、千早の事を…愛してあげるから…」 優しそうな声が彼女の背から響くと、又、幸せそうな顔で振り返り彼の元へ向かう彼女 戻った彼女は、何も言わずとも彼に背を向けると跪き、その形の良い白桃の様な臀部を向け突き出す 覆っている純白の下着は、既に彼女の秘唇から湧き毀れていた淫らな匂いを放つ液体で灰色の滲みを作っていた 柔らかな若草を覆っていた部分は、その部分だけより色が濃く映っている それを剥ぎ取る様に彼が取る 初々しい若草はキラキラと光り、彼女の入り口はここから見ても、もう十分に濡れそぼっているのが判った 「…あ、ん…」 彼も跪きヒタリと彼女の秘唇に己の屹立を当てがうと、美しき歌姫の唇から可愛らしい嬌声が漏れる 「行くよ」 ただ一言だけ言う彼に、彼女は微かに頷く 「んぁっ!」 ずぶり、と鰓ばった彼の切っ先が彼女の中に進入しはじめた。次いで、じゅぶじゅぶと粘つく様な音と共に彼の硬く太い幹が彼女の幼い膣内に飲み込まれ行く 「あっ…あっ…、ふぁっ…!」 彼女が片足を抱えられた姿勢で、彼の逞しいモノを秘唇の奥まで完全に埋め込まれていた やがてフェラチオの時と同じ様に、彼女の姫穴に肉槍を激しく突き上げる様に打ち込んでいく彼 その度に細身の彼女の体が上下に揺れ動く 結合部で初々しいピンクの肉色を見せる彼女の膣口が、テラテラと光る彼の剛槍に蹂躙され続けていった 「…んぁっ!…、…あっ…う…んっ…、んっ…」 又、彼女は荒々しく犯されている だが、その表情はさっきと全く一緒だ。そして、今度はそれがどんどんと変わっていく 肉棒が深々と打ち込まれる度に、彼女の口から切なくも甘やかな吐息にも似た嬌声が漏れ始める 女の喜びが満ちた顔 ―――― 悦楽や愉悦が混じった表情と共に 又、私の瞳から泪が毀れた もう、私には勝つ余地など完全に無くなってしまった事を、改めて思い知らされて 泪が止め処なく私の瞳から零れ落ち続けていった ------------ end ----------------